青森県弘前市の住宅会社「建築工房プラウド」の男性社長(56)が昨年、突然姿を消し、請け負っていた複数の注文住宅を未完成のまま放置していることがわかりました。
社長はいったいどこに失踪してしまったのでしょうか。
建築工房プラウドの社長が失踪
【住宅会社社長 完成させず失踪】https://t.co/I9ycfKhKV9
青森県弘前市の住宅会社「建築工房プラウド」の男性社長(56)が昨年、突然姿を消し、請け負っていた複数の注文住宅を未完成のまま放置していることが判明。多額の建築費を払った施主らが被害を訴えている。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) March 28, 2020
報道にあったのは、
青森県弘前市の住宅会社「建築工房プラウド」の男性社長(56)が昨年、突然姿を消した
といった報道。
さらに、請け負っていた複数の注文住宅を未完成のまま放置していることも判明しています。
ネットでは2019年9月の時点でその様子を投稿している方もいましたので、前々からそういった状況だったことが考えられますね。
弘前の建築工房プラウド潰れかかってて建築中の現場全部ストップしてるんだな・・。
契約者かわいそう・・こんな事例が全国ではよくあるけど地元でも起こってると考えると恐ろしい— どらげん (@doragen0911) September 19, 2019
現在は、多額の建築費を払った施主らが被害を訴えているといった現状のようです。
建築工房プラウドの社長は下山清孝さん
建築工房プラウドの社長は下山清孝さんです。
会社HPを見てみると、以下のように代表者に名前が載っています。

■代表者 代表取締役 下山清孝
建築工房プラウドは閉業か
報道により、建築工房プラウドは閉鎖されていることが判明しています。
プラウド社はこの社長が2013年に創業。15年に株式会社になり、県内で住宅の新築やリフォームなどを手掛けていた。関係者によると、業務全般を仕切っていた社長が音信不通になったのは昨年9月下旬。社員が数人いたが、事務所も閉鎖された。
引用:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200328-00000015-asahi-soci
実際に調べてみると「閉業」と書かれていました。

ちなみに建築工房プラウドの場所は以下になります。
こちらの地図にも「閉鎖」と情報が更新されていますね。
建築工房プラウドは利益が出ていなかった
建築工房プラウドが閉業するにあたって、報道から以下のように経営状況が非常に悪かったことが伺えます。
東京商工リサーチ青森支店によると、18年9月期決算の売上高は約2億9千万円で、1年間に15棟ほど新築住宅を建築。だが利益はほとんど出ておらず、「営業力はあったが自転車操業で、倒産の恐れもあるとみていた」と同支店。下請け業者への支払いも慢性的に遅延していたという。
東京商工リサーチ青森支店によると、1年間に15棟ほど新築住宅を建築していたものの、ほとんど利益が出ていなかったようです。
それにより、
- 自転車操業
- 下請け業者への支払いの遅延
といったこともあり、倒産する可能性があると見られていたようです。
このようなこともあり、弘前市の市民生活センターには昨年7~12月、同社に関する相談が9件もあったとのことです。
その相談内容は、
- 「多額の建築費を払ったが、完成予定日になっても工事がほとんど進んでいない」
- 「総額3400万円のうち2800万円支払ったのに基礎工事しか終わっていない」
- 「工事をやめたのに手付金を返してくれない」
- 「家は完成したが、必要な修理をしてもらえない」
といったものがあったといいます。
これを見る限り、かなり経営状況が悪かったことが分かります。
自転車操業とのことで資金繰りに悩んでいたと思われますし、あってはならないことですがその状況から抜け出したくなって行方をくらましたと考えられますね。
しかし家族も行方を知らないとのことですので、最悪なことが起きていなければいいですが…。
また何か情報がわかれば追記していこうと思います。
建築工房プラウドの社長はどこへ?
建築工房プラウドの社長はどこへ失踪したのでしょうか。
報道では以下のように、社長の家族すら行方がわからないと書かれています。
社長の家族は「どこにいるかまったく見当がつかない。連絡も一切ない」と話している。
これによりネットでは「夜逃げ」との声が多く出ていますが、こういった中小企業の建築業者は、倒産か夜逃げの二択に迫られることが多いようです。
住宅会社社長 完成させず失踪
一生に一度の買い物かもしれない住宅、手付けや前金をしつこく言う会社は警戒しないとね。建築会社って常に自転車操業なんだよね。できれば完成と引き換えに支払わないとね。融資がついても安心しないようにね。倒産や夜逃げは日常茶飯事だよ https://t.co/rIST54jOQk
— 長里 静思 (@tgmdt852) March 28, 2020
ヤフコメにおいても、やはり大手が一番安心だという声が出ています。
「地元の企業や工務店は地元に密着しているから安心と言う人もいるけど,40年も50年もやっている老舗ならともかく,そうでない場合は,こういうことが起きるから,積水やハイム,旭化成,ミサワ,大和などの大手の方が安心。大手もミスはあるけど,ミスを修復できる資金力はあるから。」
「結局、こういうことが重なったりして、どこの地場にあった小規模な工務店が姿を消して、大手の寡占が進んだわけですが、こういう事件を見ると、それも仕方なかったんだと思い知らされますね。今と昔では、法律も、経営の考え方もやり方も違うから個人企業では耐えられなくなってるんです。」
「転勤で色々な所に住みましたが、田舎に行くと地元の住宅メーカーや建築屋さんの住宅と大手ハウスメーカーとの差があまりにも大きくてビックリします。地元の人は、同級生とか友達の旦那さんの会社だからとか、そう言う地元ならではの関係から小さな会社でマイホームを建てている方が多い様ですが、やはり何かあった時の事を考えると大手が安心な場合もあるのかなと思いました。」
一生に一度の買い物は大手で信頼のある会社にした方が間違いですね。