神奈川県内の一般道で、10年以上前からノロノロ運転を繰り返している、通称“10キロおじさん”が話題です。
その名の通り、道路を車で10キロの速度でノロノロと走っているそうです。
その行為が逆に後続車をあおっていて、住民を悩ませているとのことです。
10キロおじさんが神奈川県の一般道でノロノロ逆あおり運転を10年
【危険】ノロノロ“逆あおり”10年超、「10キロおじさん」に住民困惑https://t.co/IQjqyd7frs
追い越した途端にクラクションを鳴らすことも何度もあったそう。後続車の列が100m以上になることも。 pic.twitter.com/LbXaylM9pE
— ライブドアニュース (@livedoornews) January 14, 2020
報道内容は以下です。
神奈川県内の一般道。目の前の軽自動車がいきなり減速。ノロノロ運転です。後続車の運転手は嫌がらせだと感じ、追い越します。すると、あおり運転の逆、ゆっくり走って後続車に嫌がらせをする逆あおり運転でしょうか。実は、この軽自動車は近隣では有名な存在だといいます。
引用:yahooニュース
「あおり運転」ではなく「逆あおり運転」だそうです。当然これも危険な行為なのでやめるべきです。
【動画】10キロおじさんのノロノロ運転
非常に危険な運転であることは見てすぐにわかります。追突されてもおかしくはないですよね。
逆によくこんな怖い運転できるなと感心するほどです。
10キロおじさんのノロノロ運転に対して近隣住民の口コミは?
【近隣住民の口コミ①】
「歩くような止まるぐらいのスピードでトロトロっていう感じ。追い越した途端にすごくクラクションを鳴らされて、何回もありますよ」
【近隣住民の口コミ②】
「相手がバスでもやるしダンプ、トラックでもやるので、とても危ないです。“10キロおじさん”とかって呼んでましたけど」
【近隣住民の口コミ③】
「カーブで止まって、カーブだったら見えないでしょ、衝突して」
これらからとても危険な行為で、かつ迷惑行為であることが確かにわかりますね。
普通に事故が起きてもおかしくはないし、死亡事故でも起きたら本人はどうするつもりのなでしょうか。
これに対して10キロおじさん次のように答えています。
ノロノロ運転に対して10キロおじさんの言い分
ご本人の言い分は以下です。
「嫌がらせ運転されてるんだよ、こっちが。車に接近走行されて。こっちがされているって散々、何年も警察に言って」
ご自身曰く、嫌がらせ運転をされているそうです。
動画を見る限りそうは見えませんが、もしかしたら嫌がらせ運転をされた過去が何回もあり、仕返しのような感じでこういった行為をしているのかもしれません。
真相はわかりませんが、10キロでノロノロ走り、追い越されたらクラクションを鳴らすといった行為は危険極まりないです。
早急に対処しないといけない問題だと思われます。
一般道を10キロで走るのは罪にならないの?
さて、ここで問題なのは、
「一般道を10キロのような低速で走行することが許されるのか」
ということですよね。
これに関して実は、”スピードを出さない”という違反で、「最低速度違反」というものがあります。
スピードを出し過ぎるのは危険ですが、だからといってスピードが遅すぎる車も周囲に危険を及ぼすことになります。
このため安全で円滑な走行を守るために最低速度制限が設けられています。
一般道での最低速度は?

最低速度の標識は上の写真のように、青文字で書かれた速度の下に青線が引かれたものです。高速道路や自動車専用道路でたびたび見ることができます。この標識のあるところでは渋滞や悪天候などやむを得ない理由がない限り、その速度を下回る速度で運転することは許されません。
引用:チューリッヒ保険会社
高速道路や自動車専用道路での最低速度は、上のような標識がある場合はその速度を下回る速度で運転することが許可されていません。
注目なのは、これは高速道路等が対象の標識であり、一般国道には法定最低速度が存在しないということです。
(参考:https://car-me.jp/articles/8713)
実際に10年もこのような行為をしてきたということは、違反になっていない証拠ではないでしょうか。
それはそれで問題があると思いますけどね…。
ちなみに報道されていた場所はこちらですが、最低速度の標識は見あたりませんでした。

周辺にはこのような標識がありましたが、これは制限速度を表す「速度制限標識」なので若干違います。(青字のアンダーラインがない)
10キロ走行は速度は守れているものの、やはりその行為自体は危険なのでやめていただきたいですね。