MXテレビが放送した「欲望の塊」というバラエティ番組で、ゲームに優勝した人に2000万円相当のランボルギーニが送られるとのことでしたが、1年経っても送られないとの事件が報道されました。
優勝したホストの一陸斗さんは参加費150万円を支払っており、地上波を利用した詐欺だと怒り心頭です。
しかもこの番組を作成した製作会社は、株式会社P-styleという会社名を名乗った詐欺グループの可能性があると話題になっています。
【欲望の塊】MX番組でランボルギーニが渡されていないことが分かる

東京メトロポリタンテレビジョン(MXテレビ)が放送した、ホストクラブ勤務の男性を集めてゲームを競わせ、優勝者に高級車を贈るというバラエティー番組で、優勝決定から約1年を経ても賞品を渡していないことがわかった。優勝者の男性は番組に参加するため約150万円を支払っており、「放送局なので信頼していたが、まさかこんなことになるとはショックです」と話している。MXテレビは番組の企画・制作は外部とした上で、「現在、事実関係を確認中」とコメントしている。
引用:朝日新聞
このゲームで優勝したとみられる方が、一陸斗さんです。彼のはツイッターでこのようにツイートされています。
地上波のテレビ番組で詐欺にあいました。皆から2000万近く集め音信不通です。拡散お願いします。 pic.twitter.com/5aQz9r9w8H
— 一陸斗@りっくん🐊 (@HajimeRikuto) January 15, 2020
「地上波のテレビ番組で詐欺にあいました。皆から2000万近く集め音信不通です。拡散お願いします。」
このように、一陸斗さん以外の参加者からも同様に150万円の参加費を募り、2000万円以上は集まっていたことが分かります。
製作会社はどこ?株式会社P-style?
この「欲望の塊」という番組はMXテレビが局です。
しかしMXテレビは、番組の企画・制作は外部としていたようで、その外部の会社が株式会社P-styleであることがツイートの画像から分かります。
▼出演承諾書

▼一陸斗さんが支払った請求書

しかしこの株式会社P-styleという会社について、おかしな点がいくつか見つかったことから、この事件が詐欺事件ではないかと見られています。
製作会社の株式会社P-styleは存在する?おかしい点について
株式会社P-styleのおかしな点は以下の通りです。
- 請求書に社印がない
- 電話番号が料理屋になっている
- 請求書に桁区切り(カンマ)していない
①請求書に社印がない
▼請求書に社印がない

請求の際には多くの場合に印鑑が押された請求書が使われています。押されないものもありますが、トラブルを避ける目的で基本的には社印が押されます。
しかしこの請求書にはそれがないので、怪しいと見ることができます。
②電話番号が料理屋になっている
▼「03-6273-8601」の検索結果

このように、何故か製作会社ではなく料理屋になっています。
③請求書に桁区切り(カンマ)していない
▼金額に桁取りしていない

この請求書を見ての通り、ご請求金額に桁区切りがされていません。本来であれば以下のようになるはずです。
- (誤) 1460000円
- (正) 1,460,000円
この点も請求書を作成したことのない人が、作ってる感が出ていますね。
ランボルギーニ不譲渡はなぜ?理由は?製作会社を名乗った詐欺か
前述したように、ランボルギーニが譲渡されない理由は、製作会社を名乗った詐欺なのではといった声が相次いでいます。
以下、一部ネットの声を引用します。
「もしかしたら…契約文章から見ますと、そのテレビ制作会社を名乗った詐欺グループかな?とは思います。 制作会社が悪いのではなくその会社の名前をかたった詐欺グループの可能性が高いかな? TV写りのために振り込ませるよりその場で集めさせた方がウケはいいし… 」
「多分ですけど、TV局が制作会社に作らせた番組じゃなくて、制作会社がTV局の枠を買い取って流してたんじゃないのかと(TVショッピングなんかがこの形態)。であるならば、MXTVに道義的責任はあっても賠償責任までは問えないですねえ」
※あくまでも推測でも意見ですのでご了承ください。
この件に関するネットの反応
まとめ
今回の一件はおかしな点がいくつかありましたね。
普通に考えて1年間も送られてこないのはおかしいですし、音信不通なのもかなり怪しいです。
会社の登記はされていますが、振込先の会社は転々としていて電話番号も評判も何もわからないといった状態です…。
報道の通り、地上波を使った詐欺事件である可能性はあるかもしれませんね。
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。