新型コロナウイルスの件で、中国湖北省から政府のチャーター機で帰国する在留邦人に対し、8万円を請求することがわかりました。
この方針に対し、世間では様々な声が上がっています。
政府のチャーター機で帰国する在留邦人に1人8万円請求
【チャーター機利用8万円請求へ】https://t.co/cu1vvW2Aws
政府は新型コロナウイルスによる肺炎が広がる中国湖北省から、政府のチャーター機で帰国する在留邦人に対し、片道分の正規のエコノミー料金を請求する方針。1人当たりの負担は約8万円(税別)になる見通し。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) January 28, 2020
中国湖北省から日本に帰国する人に対して、一人当たり8万円が請求されることがわかりました。
この発表により世間では、
- 金取るのか!
- 税金を使うべきだ!
などといった声が相次いでいます。(以下、Twitterより引用)
「本当に、なんで日本が負担しなきゃならないの? それでいて、チャーター便は8万円請求って、これは仕方ないんですか? 連れ戻すって政府が言ったなら、それこそ、日本の税金を、チャーター便に使うべきじゃないですか?」
「は??チャーター機利用者に8万円?? 政府は正気か???? 税金の使い方間違えてるよ」
「え? あれ8万円取るの? タダじゃないの?」
「チャーター機、一人8万円請求するって。。 渋谷のハロウィン対策に1億円かけて、ここで国民から金取るって何事?」
確かにこの一方を知った時は「金取るんだ」と素直に思いましたが、実際はどうなんでしょうか。
1人8万円は本当に高い?
おそらく8万円が高いと思った方は、普段の生活で8万円も一気に使うことが無いからでしょう。
普通の感覚だと思います。
8万円と言う金額は一般市民にとってはなかなか一度に使う額ではないと思うので、そう思う方は多いと思います。
しかし、この8万円という金額は、
- 大手の航空会社の航空機であること
- 中国で感染しても診察を受けられない可能性があること
- 日本に帰国すれば命が助かる可能性が格段に上がること
を考えれば決して高くは無い金額です。
むしろ命が欲しければ、これ以上の金額がかかっても帰国希望者はいるでしょうね。
8万円を政府が税金で負担しないのはなぜ?
今回のチャーター機での帰国について、なぜ政府が税金で8万円を負担しないのでしょうか。
理由として一番の点はチャーター機に乗せる対象が、“日本への帰国希望者” という点です。
つまり「強制帰国」や「救出」ではないので、政府が負担する必要がないのです。
また、そもそも渡航費用はほとんどの所が会社持ちなので、個人が払う訳ではなく会社が払うといった点も一因としてありそうですね。